家の中の空気。
家のデザイン、素材、断熱性能。
家づくりでは、目に見えるものにたくさんのこだわりが生まれます。
でも、私たちが毎日吸っている「空気」はどうでしょう。
家の中で過ごす時間が長いからこそ、「空気の心地よさ」も、住まいの大切な要素のひとつだと思います。

家の空気を考える。
私達が標準採用している換気システム「ルフロ400」は、機械で室内の空気を排出し、給気口から新鮮な外気を取り入れる「第三種換気」です。
ルフロ400の最大の特徴は、排気をダクトで計画的に行うことです。
家の中にある複数の排気口をダクトでつなぎ、1台のファンで計画的に空気を外へ出していく。
リビング、洗面、トイレ、クローゼットなど、家の中の空気を「どこから、どこへ動かすか」。
設備を付けるだけではなく、空気の流れを考えることができます。
フィルターが詰まって、換気量が落ちることがない。
換気設備で気になるのが、メンテナンスです。
特に排気側に細かなフィルターを設けるタイプでは、ホコリなどが詰まることで換気量が低下することがあります。
ルフロ400は、排気をダクト式でフィルターレスとすることで、換気量を維持しやすい構造になっています。
そして、メンテナンスもシンプル。
基本的には年1回を目安にファンを清掃します。
取り外したファンは水洗いすることができ、日々の暮らしの中で無理なくメンテナンスできることも、長く使う住宅設備として大切なポイントです。※取り外しも簡単にできます。

そして第1種換気ではなくあえて第3種換気を選んだ最大の理由がこのメンテナンス性です。
イメージしてみてください。
第1種換気は「室内に入る空気」も機械で行います。
その入る空気が通るダクトやフィルターが汚れていたら?。。。
勿論メンテナンスしていれば問題ないと思います。
ただ、入る空気を常にダクト含めメンテナンスするのは難しいように私は感じてしまいます。
「第1種換気」か「第3種換気」か?勿論、賛否あるかと思います。
ただ、コスト、メンテナンス、メリットをトータルで考えた結果、
広島エリアであれば「第3種換気 ルフロ400」がトータルバランスで良いと思い採用しています。
※補足として東北などとても寒いエリアでは「第1種換気」を推奨します。
ただ、その場合、熱交換率がとても重要ですのでただ「第1種換気」にすればいいとは思いません。
しっかり建築するエリアの特性と換気を考えて選定したいと思います。

第三種換気は「寒い」?
第三種換気と聞くと、
「冬は外の冷たい空気が入ってきて寒そう。」
そう思う方もいるかもしれません。
もちろん、第三種換気では外気を自然給気するため、給気口から外気が入ります。
だからこそ、給気口の位置設計が重要です。
例えばですがエアコンなどの暖房設備の近くに給気口があると外気をエアコンの暖気が取り込んでくれます。
さらに、高性能なHGフィルターを使用した場合、メーカー測定で花粉・PM2.5を約97%カットするとされています。
「外の空気を取り入れる」だけではなく、どんな空気を、どのように取り入れるかを考えたいと思います。

換気設備だけではない。
どれだけ優れた換気設備を選んでも、それだけで快適な家になるわけではありません。
断熱性能。
気密性能。
窓の性能。
給気口の位置。
排気口の位置。
ダクトの設計。
そして、家全体の空気の流れ。
すべてがつながっています。
だからsectionでは、ルフロ400を「設備」として付けるのではなく、家全体の性能をつくるひとつの要素として考えています。
「なんとなく空気が心地いい。」
「家の中がこもった感じがしない。」
「窓を閉めていても、気持ちよく過ごせる。」
「ホコリが溜まりにくい。」
そんな毎日の小さな心地よさにつながっている。
それこそが、住宅性能の価値だと思います。
目に見えるものも、
見えないものも。
寄り添う「section=部分」として考えたいです。